2011年06月29日

RRD New model Information

ロベルト・リッチーに聞くニューモデルインフォメーション

第3回 Wave Quad Contest

ミナサ〜ン、ウインドしてますか〜?
今回は、Wave CultとHard Core Waveの、ミーティングで得た情報をお伝えします。
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昨年から継続のWave CultとHard Core Waveだが、Contestと言う名称で生まれ変わりました。
まず、サイドフィン用のボックスをスロットボックスにした。本来は去年のモデルからそうしたかったんだけど、昨年のスロットボックスは強度的に不安があったので採用しなかった。今回、Cobraはボックスをカーボンにし、1年保証も付けたので、Contestからの採用に踏み切った。これにより、強度を保ちながら、約500gの軽量化に成功した。
今後、他のメーカーも、マルチフィンボードでは採用するであろう。ひょっとすると、いわゆるFU Box (US BOX)は今後なくなるかもしれない。
次に、RRDが独自開発した、イネグラ/カーボンと言う新しいマテリアルを使ったことだ。これは、ケブラーと同じ強度を持ちながら、ケブラーよりも軽い、画期的なマテリアルだ。強度はそのままでこの素材をの使用により、更なる軽量化意に成功した。
又、同一素材を全面に使うのではなく、ノーズを特に軽量化した。これにより、状来のQUADと比べ、格段にジャンプ性能とトップターンの鋭さがました。
しかも、センターストリンガーを止めて、サーフボードでポピュラーな、レイル全体に強度を持たせモノコック構造にした。これにより、ボトムターン時にボードのたわみがなくなり、ビッグウエーブでスピンアウトしなくなった。
以上により、Contestは昨年と同じモールドを使っているのにもかかわらず、全く別のボードとなりました。

ーデザインコンセプトー
今までは、RRDのみならず、すべてのメーカーはウエーブボードでは、大なり小なりマウイのデザインを参考にしてきた。しかし、RRDはいち早く、マウイのコンセプトはもう古いと言う結論に達した。
つまりマウイのコンセプトは、ロッカーが強く、レイルが薄すぎる。マウイのようなパーフェクトなサイドショアーでポイントリーフブレークであればそれらのコンセプトは正しいかもしれないが、実際にはそのような場所は、世界中に殆ど存在しない。
日本でも、ヨーロッパでもアメリカの西海岸でも、ガスティーで、分厚いブレークを何回も越えて行かないとアウトに出れないような場所がほとんどである。
そのようなコンデションで良い板とは==ブレークを超えやすい、風が無くなった時でも浮いていて、半分沈んでも走ってくれるようなボードが必要である。そのためには、ミッドセクションにボリュームを持たせることが非常に重要である。

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Wave Cult 75のロッカーを社長に説明するRR。今年の冬の大西はこれで決まりか!

-HARD CORE WAVE-
基本的には、サイドショアー・ビックウエーブ用である。ボトムは全体的にコンケーブが入っている。これは、ウエーブライディングに最も適しているからである。特にコンケーブはボトムターンでのグリップ性が良くなる。
又、従来のウエーブボードと比べストラップのスタンスを若干広めにとることをお勧めする。これは、コントロール性能が増し、プレーニングも入りやすくなるからである。
HCWの方がCULTと比べ、、セイルエリア(使用コンデション)のレンジが広くなっている。
ちなみに、昨年は84が、世界中で最も売れた。又、各国のテスト評価も一番良かった。


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世界で最も売れたHCW84の2012Contestを説明するRR




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こちらはHCW 68




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それぞれのボードのロッカー及びボトム形状の違いを説明するRR


-WAVE CULT-
オンショア用のボードである。ボトムはフラットVを全体的に採用している。Vボトムのメリットはボードの切り換えしが非常に楽にできる点にある。又、ワイドテイルはスピード性能に優れ、ブレーク越えの時でもプレーニングをキープしやすい。
今回、新たに100を追加した。微風用にお勧めのモデルである。5.8〜6.2のコンデションで最高の板である。
ちなみに7月中旬に1本入荷します。社長専用玉ジャリスペシャルにチューニングしますので、試乗してください!

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ニューモデルWave Cult 100

ーロベルトに質問ー
シャイパーの中には、シングルフィンにはシングルフィン用のボードデザイン、4フィンには4フィン用のデザインが必要であるという人もいますが・・・?

ロベルト:爆笑して飲んでいたカプチーノを吹き出す!
ボードのデザインには、大きく分けて、サイドショアー用とオンショア用に分類される。つまり、アイトライン、ボトム形状、ロッカー等がそれらを決定する要素になる。次に強風用か微風用かは、ボリュームによって決まる。
それに対して、フィンアレンジメントは、それぞれのライダーの好みによって決まる要素が大きい。
つまり、長い大きなドロウンアウトしたカーブが好きな人はシングルフィンが良いだろうし、ルーズなフィーリングが好きな人はツインフィンが良い。QUADフィンの良いところは、グリップ性が増すことにより、自分の好きな場所に行けることと、他のフィンアレンジメンドでは絶対にできない鋭いターンができる点です。
よってボードシェイプとフィンアレンジメントは、全く別な要素です。又、言い換えれば、シングルフィンはオンショアー用とかサイドショアにはQUADが適しているということは全くありません。
今後、RRDとしては、マルチフィンコンビネーションができるHCWとCultを作りたいのだが、現状ではボックスを最低5か所、理想を言えば9か所も付けたら重たくなりすぎてウエーブボードとしての体を果たさなくなってしまう。又、使ってないボックスに対しての水の抵抗も大きすぎる。
よって、Single Fin, Twin Fin, Quad Finの3モデルを提供しているのである。

(注意:HCW及びCULTのシングルフィンバージョンは、注文生産により入手可能です。)

次回は、Fire Stormについて説明します。
それでは

シャチョー


windsurfing_japan at 15:27│Comments(1)clip!社長 | RRD NEWS

この記事へのコメント

1. Posted by Cheap Giuseppe Zanotti   2014年10月01日 07:43
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