RRD NEWS
2011年09月13日
RRD New Model Information
ロベルト・リッチーに聞くニューモデルインフォメーション
第5回 Free Style Wave
RRDの魂が込められたボード
しばらく投稿をご無沙汰してましたが、今回はいよいよRRDの魂がこまれた究極のシリーズ、Free Style Waveについて説明いたします。
各国のディストリビューターが最も注目しているFSW。
そもそもFree Style Waveと言う言葉、ラインナップそのものはRRDが作り出したカテゴリーです。
それが今では、全世界のスタンダードボードとなりつつあります。
又、Free Style WaveはRRDが常に最も長期間のテスト/開発をしているモデルです。
ブルー:108LTD
レッド:102 X-Teck
イエロー:96 X-Teck
Free Style Waveを開発するに当たり、RRDは常に96をベースに行っています。事実、この96がRRDにボードの中で最も売れているボードです。
今後2年間は、この形状を継続する予定です。但しグラフィック等のマイナーチャンジの可能性はあります。
今回、発表されるのは6モデル/12機種で、全てのモデルは全長を短く、最大幅を2〜3cm広く取りました。
これにより、回転性が飛躍的に向上しました。又、全体的には、よりウエーブボードのフィーリングが強くまりました。その半面、フリースタイル性能は若干犠牲せざるを得なくなってます。
しかし、ミッドセクションに幅を持たせ、ノーズとテイルをより薄くすることにより、フロテーションバランスは向上しております。
FSWの説明をするロベルト・リッチー
全てのモデルはパワーボックスを採用し、ウイードフィン等のオプション選択が広がりました。
LTDとX-Techの差は、重量が平均で600グラム軽くなっています。又、LTDはデッキパッドのクッション性がより高いものになってます。
今回、9月末に世界に先駆け、若干数が入荷します。現在、10月末入荷予定分の予約受付中です。
次回は、最後のWave Twinについて説明します。
それでは
社長
第5回 Free Style Wave
RRDの魂が込められたボード
しばらく投稿をご無沙汰してましたが、今回はいよいよRRDの魂がこまれた究極のシリーズ、Free Style Waveについて説明いたします。
各国のディストリビューターが最も注目しているFSW。
そもそもFree Style Waveと言う言葉、ラインナップそのものはRRDが作り出したカテゴリーです。
それが今では、全世界のスタンダードボードとなりつつあります。
又、Free Style WaveはRRDが常に最も長期間のテスト/開発をしているモデルです。
ブルー:108LTD
レッド:102 X-Teck
イエロー:96 X-Teck
Free Style Waveを開発するに当たり、RRDは常に96をベースに行っています。事実、この96がRRDにボードの中で最も売れているボードです。
今後2年間は、この形状を継続する予定です。但しグラフィック等のマイナーチャンジの可能性はあります。
今回、発表されるのは6モデル/12機種で、全てのモデルは全長を短く、最大幅を2〜3cm広く取りました。
これにより、回転性が飛躍的に向上しました。又、全体的には、よりウエーブボードのフィーリングが強くまりました。その半面、フリースタイル性能は若干犠牲せざるを得なくなってます。
しかし、ミッドセクションに幅を持たせ、ノーズとテイルをより薄くすることにより、フロテーションバランスは向上しております。
FSWの説明をするロベルト・リッチー
全てのモデルはパワーボックスを採用し、ウイードフィン等のオプション選択が広がりました。
LTDとX-Techの差は、重量が平均で600グラム軽くなっています。又、LTDはデッキパッドのクッション性がより高いものになってます。
今回、9月末に世界に先駆け、若干数が入荷します。現在、10月末入荷予定分の予約受付中です。
次回は、最後のWave Twinについて説明します。
それでは
社長
2011年06月29日
RRD New model Information
ロベルト・リッチーに聞くニューモデルインフォメーション
第3回 Wave Quad Contest
ミナサ〜ン、ウインドしてますか〜?
今回は、Wave CultとHard Core Waveの、ミーティングで得た情報をお伝えします。
昨年から継続のWave CultとHard Core Waveだが、Contestと言う名称で生まれ変わりました。
まず、サイドフィン用のボックスをスロットボックスにした。本来は去年のモデルからそうしたかったんだけど、昨年のスロットボックスは強度的に不安があったので採用しなかった。今回、Cobraはボックスをカーボンにし、1年保証も付けたので、Contestからの採用に踏み切った。これにより、強度を保ちながら、約500gの軽量化に成功した。
今後、他のメーカーも、マルチフィンボードでは採用するであろう。ひょっとすると、いわゆるFU Box (US BOX)は今後なくなるかもしれない。
次に、RRDが独自開発した、イネグラ/カーボンと言う新しいマテリアルを使ったことだ。これは、ケブラーと同じ強度を持ちながら、ケブラーよりも軽い、画期的なマテリアルだ。強度はそのままでこの素材をの使用により、更なる軽量化意に成功した。
又、同一素材を全面に使うのではなく、ノーズを特に軽量化した。これにより、状来のQUADと比べ、格段にジャンプ性能とトップターンの鋭さがました。
しかも、センターストリンガーを止めて、サーフボードでポピュラーな、レイル全体に強度を持たせモノコック構造にした。これにより、ボトムターン時にボードのたわみがなくなり、ビッグウエーブでスピンアウトしなくなった。
以上により、Contestは昨年と同じモールドを使っているのにもかかわらず、全く別のボードとなりました。
ーデザインコンセプトー
今までは、RRDのみならず、すべてのメーカーはウエーブボードでは、大なり小なりマウイのデザインを参考にしてきた。しかし、RRDはいち早く、マウイのコンセプトはもう古いと言う結論に達した。
つまりマウイのコンセプトは、ロッカーが強く、レイルが薄すぎる。マウイのようなパーフェクトなサイドショアーでポイントリーフブレークであればそれらのコンセプトは正しいかもしれないが、実際にはそのような場所は、世界中に殆ど存在しない。
日本でも、ヨーロッパでもアメリカの西海岸でも、ガスティーで、分厚いブレークを何回も越えて行かないとアウトに出れないような場所がほとんどである。
そのようなコンデションで良い板とは==ブレークを超えやすい、風が無くなった時でも浮いていて、半分沈んでも走ってくれるようなボードが必要である。そのためには、ミッドセクションにボリュームを持たせることが非常に重要である。
Wave Cult 75のロッカーを社長に説明するRR。今年の冬の大西はこれで決まりか!
-HARD CORE WAVE-
基本的には、サイドショアー・ビックウエーブ用である。ボトムは全体的にコンケーブが入っている。これは、ウエーブライディングに最も適しているからである。特にコンケーブはボトムターンでのグリップ性が良くなる。
又、従来のウエーブボードと比べストラップのスタンスを若干広めにとることをお勧めする。これは、コントロール性能が増し、プレーニングも入りやすくなるからである。
HCWの方がCULTと比べ、、セイルエリア(使用コンデション)のレンジが広くなっている。
ちなみに、昨年は84が、世界中で最も売れた。又、各国のテスト評価も一番良かった。
世界で最も売れたHCW84の2012Contestを説明するRR
こちらはHCW 68
それぞれのボードのロッカー及びボトム形状の違いを説明するRR
-WAVE CULT-
オンショア用のボードである。ボトムはフラットVを全体的に採用している。Vボトムのメリットはボードの切り換えしが非常に楽にできる点にある。又、ワイドテイルはスピード性能に優れ、ブレーク越えの時でもプレーニングをキープしやすい。
今回、新たに100を追加した。微風用にお勧めのモデルである。5.8〜6.2のコンデションで最高の板である。
ちなみに7月中旬に1本入荷します。社長専用玉ジャリスペシャルにチューニングしますので、試乗してください!
ニューモデルWave Cult 100
ーロベルトに質問ー
シャイパーの中には、シングルフィンにはシングルフィン用のボードデザイン、4フィンには4フィン用のデザインが必要であるという人もいますが・・・?
ロベルト:爆笑して飲んでいたカプチーノを吹き出す!
ボードのデザインには、大きく分けて、サイドショアー用とオンショア用に分類される。つまり、アイトライン、ボトム形状、ロッカー等がそれらを決定する要素になる。次に強風用か微風用かは、ボリュームによって決まる。
それに対して、フィンアレンジメントは、それぞれのライダーの好みによって決まる要素が大きい。
つまり、長い大きなドロウンアウトしたカーブが好きな人はシングルフィンが良いだろうし、ルーズなフィーリングが好きな人はツインフィンが良い。QUADフィンの良いところは、グリップ性が増すことにより、自分の好きな場所に行けることと、他のフィンアレンジメンドでは絶対にできない鋭いターンができる点です。
よってボードシェイプとフィンアレンジメントは、全く別な要素です。又、言い換えれば、シングルフィンはオンショアー用とかサイドショアにはQUADが適しているということは全くありません。
今後、RRDとしては、マルチフィンコンビネーションができるHCWとCultを作りたいのだが、現状ではボックスを最低5か所、理想を言えば9か所も付けたら重たくなりすぎてウエーブボードとしての体を果たさなくなってしまう。又、使ってないボックスに対しての水の抵抗も大きすぎる。
よって、Single Fin, Twin Fin, Quad Finの3モデルを提供しているのである。
(注意:HCW及びCULTのシングルフィンバージョンは、注文生産により入手可能です。)
次回は、Fire Stormについて説明します。
それでは
シャチョー
第3回 Wave Quad Contest
ミナサ〜ン、ウインドしてますか〜?
今回は、Wave CultとHard Core Waveの、ミーティングで得た情報をお伝えします。
昨年から継続のWave CultとHard Core Waveだが、Contestと言う名称で生まれ変わりました。
まず、サイドフィン用のボックスをスロットボックスにした。本来は去年のモデルからそうしたかったんだけど、昨年のスロットボックスは強度的に不安があったので採用しなかった。今回、Cobraはボックスをカーボンにし、1年保証も付けたので、Contestからの採用に踏み切った。これにより、強度を保ちながら、約500gの軽量化に成功した。
今後、他のメーカーも、マルチフィンボードでは採用するであろう。ひょっとすると、いわゆるFU Box (US BOX)は今後なくなるかもしれない。
次に、RRDが独自開発した、イネグラ/カーボンと言う新しいマテリアルを使ったことだ。これは、ケブラーと同じ強度を持ちながら、ケブラーよりも軽い、画期的なマテリアルだ。強度はそのままでこの素材をの使用により、更なる軽量化意に成功した。
又、同一素材を全面に使うのではなく、ノーズを特に軽量化した。これにより、状来のQUADと比べ、格段にジャンプ性能とトップターンの鋭さがました。
しかも、センターストリンガーを止めて、サーフボードでポピュラーな、レイル全体に強度を持たせモノコック構造にした。これにより、ボトムターン時にボードのたわみがなくなり、ビッグウエーブでスピンアウトしなくなった。
以上により、Contestは昨年と同じモールドを使っているのにもかかわらず、全く別のボードとなりました。
ーデザインコンセプトー
今までは、RRDのみならず、すべてのメーカーはウエーブボードでは、大なり小なりマウイのデザインを参考にしてきた。しかし、RRDはいち早く、マウイのコンセプトはもう古いと言う結論に達した。
つまりマウイのコンセプトは、ロッカーが強く、レイルが薄すぎる。マウイのようなパーフェクトなサイドショアーでポイントリーフブレークであればそれらのコンセプトは正しいかもしれないが、実際にはそのような場所は、世界中に殆ど存在しない。
日本でも、ヨーロッパでもアメリカの西海岸でも、ガスティーで、分厚いブレークを何回も越えて行かないとアウトに出れないような場所がほとんどである。
そのようなコンデションで良い板とは==ブレークを超えやすい、風が無くなった時でも浮いていて、半分沈んでも走ってくれるようなボードが必要である。そのためには、ミッドセクションにボリュームを持たせることが非常に重要である。
Wave Cult 75のロッカーを社長に説明するRR。今年の冬の大西はこれで決まりか!
-HARD CORE WAVE-
基本的には、サイドショアー・ビックウエーブ用である。ボトムは全体的にコンケーブが入っている。これは、ウエーブライディングに最も適しているからである。特にコンケーブはボトムターンでのグリップ性が良くなる。
又、従来のウエーブボードと比べストラップのスタンスを若干広めにとることをお勧めする。これは、コントロール性能が増し、プレーニングも入りやすくなるからである。
HCWの方がCULTと比べ、、セイルエリア(使用コンデション)のレンジが広くなっている。
ちなみに、昨年は84が、世界中で最も売れた。又、各国のテスト評価も一番良かった。
世界で最も売れたHCW84の2012Contestを説明するRR
こちらはHCW 68
それぞれのボードのロッカー及びボトム形状の違いを説明するRR
-WAVE CULT-
オンショア用のボードである。ボトムはフラットVを全体的に採用している。Vボトムのメリットはボードの切り換えしが非常に楽にできる点にある。又、ワイドテイルはスピード性能に優れ、ブレーク越えの時でもプレーニングをキープしやすい。
今回、新たに100を追加した。微風用にお勧めのモデルである。5.8〜6.2のコンデションで最高の板である。
ちなみに7月中旬に1本入荷します。社長専用玉ジャリスペシャルにチューニングしますので、試乗してください!
ニューモデルWave Cult 100
ーロベルトに質問ー
シャイパーの中には、シングルフィンにはシングルフィン用のボードデザイン、4フィンには4フィン用のデザインが必要であるという人もいますが・・・?
ロベルト:爆笑して飲んでいたカプチーノを吹き出す!
ボードのデザインには、大きく分けて、サイドショアー用とオンショア用に分類される。つまり、アイトライン、ボトム形状、ロッカー等がそれらを決定する要素になる。次に強風用か微風用かは、ボリュームによって決まる。
それに対して、フィンアレンジメントは、それぞれのライダーの好みによって決まる要素が大きい。
つまり、長い大きなドロウンアウトしたカーブが好きな人はシングルフィンが良いだろうし、ルーズなフィーリングが好きな人はツインフィンが良い。QUADフィンの良いところは、グリップ性が増すことにより、自分の好きな場所に行けることと、他のフィンアレンジメンドでは絶対にできない鋭いターンができる点です。
よってボードシェイプとフィンアレンジメントは、全く別な要素です。又、言い換えれば、シングルフィンはオンショアー用とかサイドショアにはQUADが適しているということは全くありません。
今後、RRDとしては、マルチフィンコンビネーションができるHCWとCultを作りたいのだが、現状ではボックスを最低5か所、理想を言えば9か所も付けたら重たくなりすぎてウエーブボードとしての体を果たさなくなってしまう。又、使ってないボックスに対しての水の抵抗も大きすぎる。
よって、Single Fin, Twin Fin, Quad Finの3モデルを提供しているのである。
(注意:HCW及びCULTのシングルフィンバージョンは、注文生産により入手可能です。)
次回は、Fire Stormについて説明します。
それでは
シャチョー
2011年06月24日
RRD New Model Information
ロベルト・リッチーに聞くニューモデルインフォメーション
第2回 Fire Move
ミナサ〜ン、ウインドしてますか〜?
今回は、Fire Moveについて、ミーティングで得た情報をお伝えします。
そもそもRRDの開発周期はおおむね2年サイクルで行っております。実はRRDで最も売れているFree Style Waveの開発途中にFire Moveが誕生しました。RRD開発チームが、2012年モデルのFSWの開発を昨年(2010年)5月より開始しました。
RRDはディストリビューターミーティングを、年2回行っております。一つは、今回のようにニューモデルの発表で、おおむね毎年6月に行っています。もう一つは、2〜3月でボードテスト/発表ではなく、各国の意見、ウインドの市場、売れ筋モデルの動向等を、それぞれの国はどうか聞いて、次期モデルはどのようなボードが望まれているか結論をだします。
Free Style Waveというカテゴリーは、RRDが世界で最初に発表したクラスで、RRDのラインアップの中で最も人気があります。また、世界中でのボードテストで常に高評価を得ております。
そのような中で、年々さらに良いボードを出すのが難しくなってきました。実際、数年前の90リッタークラスの評価があまりにもよく、一部の国では高値で取引されているようです。
2012年モデルのFSWについては、次の機会にお話しします。
ところで、みなさんが考えるところの、良いボードとはどのような定義でしょうか?
トップスピードが高いボード、回転性能が良いボード、プレーニングが速いボード、乗っていて楽なボード等、様々な要素があります。又、それらは相反する要素も多く、これらを高度で実現させることこそが、各メーカーの腕の見せ所です。
RRD開発チームが、2012モデルのFSWの基本コンセプトを概ねまとめたところ、ロベルトに新たな疑問とアイデアが生まれてきました。
FSWやフリーライドっぽいアイトラインを持ちながら、メチャ速いボードはどうだろう?
そんなに速く見えないけど、スラロームと競争しても、遜色ない走りをするボードを出したら面白いんじゃないか?そんなコンセプトを基に、開発を開始して、昨年10月に全てのプロトタイプが完成しました。
完成したボードは、ロベルトの意思にピッタリで、すぐにモールドの製造に入りました。
ロベルトは、この新しいジャンルのボードは、ウインド界のブレークスルーになる。他社もいずれはコピーしてくる、と絶対的な自身を持ってます。
フリーレースでもフリームーブでもない、しいて言えば、レースムーブとでも呼ぶようなニューコンセプトボードが誕生しました。
Fire Moveは、レールが薄く、幅が広く、いわゆるショート&ワイドのアウトラインを持ってます。
しかし、ロッカーはスラロームのそれに近いものです。
これにより、プレーニングが速く、しかも持続します。又、トップスピードも重視してます。
全てのボードは、8〜10ノットからプレーニングできます。あとはライダーにあった適正なボードとセイルサイズを選択するだけです。
又、幅広で安定しているため、初心者のファーストボードとしてもピッタリです。
尚、グラフィックも圧倒的に人気がありました。各国のディストリビューターの多くが、RRDのグラフィックを絶賛していました。
RRDの良さの半分はグラフィックにあると言う人までいます。
ストラップポジションも沢山インサートがついているので、幅広いセイラーにベストポジションを選択できます。
基本は、前足を内側にセットすると、ジャイブがしやすくなり、外側だとトップスピードが出ます。
セイルに関しては、ウエーブセイルをセットするのであれば、ストラップは内側にセットすることにより、従来のFSW的なフィーリングになります。
1カムあるいは2カムセイルと、アウトストラップポジションのコンビネーションは、トップスピード重視のスラロームボードに変身します。しかしジャイブはスラロームボードと比べ格段にやりやすくなってます。
海外のウインドテストレポートでも絶賛されていました。
詳しくは写真をクリックして大きくしてお読みください。
次回は、コンテストウエーブ・クアッドモデルについてお話します。
それでは
シャチョー
第2回 Fire Move
ミナサ〜ン、ウインドしてますか〜?
今回は、Fire Moveについて、ミーティングで得た情報をお伝えします。
そもそもRRDの開発周期はおおむね2年サイクルで行っております。実はRRDで最も売れているFree Style Waveの開発途中にFire Moveが誕生しました。RRD開発チームが、2012年モデルのFSWの開発を昨年(2010年)5月より開始しました。
RRDはディストリビューターミーティングを、年2回行っております。一つは、今回のようにニューモデルの発表で、おおむね毎年6月に行っています。もう一つは、2〜3月でボードテスト/発表ではなく、各国の意見、ウインドの市場、売れ筋モデルの動向等を、それぞれの国はどうか聞いて、次期モデルはどのようなボードが望まれているか結論をだします。
Free Style Waveというカテゴリーは、RRDが世界で最初に発表したクラスで、RRDのラインアップの中で最も人気があります。また、世界中でのボードテストで常に高評価を得ております。
そのような中で、年々さらに良いボードを出すのが難しくなってきました。実際、数年前の90リッタークラスの評価があまりにもよく、一部の国では高値で取引されているようです。
2012年モデルのFSWについては、次の機会にお話しします。
ところで、みなさんが考えるところの、良いボードとはどのような定義でしょうか?
トップスピードが高いボード、回転性能が良いボード、プレーニングが速いボード、乗っていて楽なボード等、様々な要素があります。又、それらは相反する要素も多く、これらを高度で実現させることこそが、各メーカーの腕の見せ所です。
RRD開発チームが、2012モデルのFSWの基本コンセプトを概ねまとめたところ、ロベルトに新たな疑問とアイデアが生まれてきました。
FSWやフリーライドっぽいアイトラインを持ちながら、メチャ速いボードはどうだろう?
そんなに速く見えないけど、スラロームと競争しても、遜色ない走りをするボードを出したら面白いんじゃないか?そんなコンセプトを基に、開発を開始して、昨年10月に全てのプロトタイプが完成しました。
完成したボードは、ロベルトの意思にピッタリで、すぐにモールドの製造に入りました。
ロベルトは、この新しいジャンルのボードは、ウインド界のブレークスルーになる。他社もいずれはコピーしてくる、と絶対的な自身を持ってます。
フリーレースでもフリームーブでもない、しいて言えば、レースムーブとでも呼ぶようなニューコンセプトボードが誕生しました。
Fire Moveは、レールが薄く、幅が広く、いわゆるショート&ワイドのアウトラインを持ってます。
しかし、ロッカーはスラロームのそれに近いものです。
これにより、プレーニングが速く、しかも持続します。又、トップスピードも重視してます。
全てのボードは、8〜10ノットからプレーニングできます。あとはライダーにあった適正なボードとセイルサイズを選択するだけです。
又、幅広で安定しているため、初心者のファーストボードとしてもピッタリです。
尚、グラフィックも圧倒的に人気がありました。各国のディストリビューターの多くが、RRDのグラフィックを絶賛していました。
RRDの良さの半分はグラフィックにあると言う人までいます。
ストラップポジションも沢山インサートがついているので、幅広いセイラーにベストポジションを選択できます。
基本は、前足を内側にセットすると、ジャイブがしやすくなり、外側だとトップスピードが出ます。
セイルに関しては、ウエーブセイルをセットするのであれば、ストラップは内側にセットすることにより、従来のFSW的なフィーリングになります。
1カムあるいは2カムセイルと、アウトストラップポジションのコンビネーションは、トップスピード重視のスラロームボードに変身します。しかしジャイブはスラロームボードと比べ格段にやりやすくなってます。
海外のウインドテストレポートでも絶賛されていました。
詳しくは写真をクリックして大きくしてお読みください。
次回は、コンテストウエーブ・クアッドモデルについてお話します。
それでは
シャチョー
2011年06月22日
RRD New model Information
ロベルトリッチーに聞くニューモデルインフォメーション
第一回 X-Fire
みなさん。ウインドしてますか〜?
遅れましたが、RRDのニューモデルの情報を、今後不定期ですがお伝えします。
X-Fireは、RRDのプロライダー達がPWAの大会で勝つことのみを目標に作られたボードです。
特にFanianらの強い要望により今シーズンの大会オープニング(韓国)に間に合わせるために、急きょ1月にリリースされたモデルです。ご存知かもしれませんが、PWAの大会では、年初にボードを登録しなければその年のサーキットではスポット参戦を除いて使えません。
開発にあって特に力を入れたのは、112,122.135です。これらはPWAの大会で最も使われる可能性が高いサイズだからです。
また、これらの3モデルは他社の同サイズのボードと比べて、最も計量に仕上がっています。
PWAは3サイズしか登録できません。
そこで、体重85kgを境にして、ライダー達は以下を選択しています。
85kg以上(ファニアン):135,112,90
85kg以下、(ジュリアン・アンドレア):122,102,80
又、135の基本的な開発コンセプトは、微風時、ガスティーなコンデションでボードが止まらない点に重点を置きました。
それに対して、122は以下にトップスピードを高めるかと、幅広い風域に対応させるかと言う2点に絞って開発されました。
軽量級のアンドレアに聞くと、122は9.5を載せられる他メーカーと比べて最小のボードだそうです。ベストは7.9〜8.5だそうです。
ミーティングでX-fire 122の説明をする、ロベルト・リッチーとアンドレア・ロザティー(I-0)
次は、今世界が注目しているニューコンセプトボードのFire Moveについて説明します。
では
シャチョー
第一回 X-Fire
みなさん。ウインドしてますか〜?
遅れましたが、RRDのニューモデルの情報を、今後不定期ですがお伝えします。
X-Fireは、RRDのプロライダー達がPWAの大会で勝つことのみを目標に作られたボードです。
特にFanianらの強い要望により今シーズンの大会オープニング(韓国)に間に合わせるために、急きょ1月にリリースされたモデルです。ご存知かもしれませんが、PWAの大会では、年初にボードを登録しなければその年のサーキットではスポット参戦を除いて使えません。
開発にあって特に力を入れたのは、112,122.135です。これらはPWAの大会で最も使われる可能性が高いサイズだからです。
また、これらの3モデルは他社の同サイズのボードと比べて、最も計量に仕上がっています。
PWAは3サイズしか登録できません。
そこで、体重85kgを境にして、ライダー達は以下を選択しています。
85kg以上(ファニアン):135,112,90
85kg以下、(ジュリアン・アンドレア):122,102,80
又、135の基本的な開発コンセプトは、微風時、ガスティーなコンデションでボードが止まらない点に重点を置きました。
それに対して、122は以下にトップスピードを高めるかと、幅広い風域に対応させるかと言う2点に絞って開発されました。
軽量級のアンドレアに聞くと、122は9.5を載せられる他メーカーと比べて最小のボードだそうです。ベストは7.9〜8.5だそうです。
ミーティングでX-fire 122の説明をする、ロベルト・リッチーとアンドレア・ロザティー(I-0)
次は、今世界が注目しているニューコンセプトボードのFire Moveについて説明します。
では
シャチョー
2010年10月07日
九州営業中
まだまだ九州営業中です。
先日の福間試乗会では、このところ話題に事欠かないX−FIRE122Lが人気でした。たくさんの人に興味を持っていただけて、うれしい限りです。しかし・・・自分もそれなりのセッティングで乗っていたのですが、やはりチームライダーのフィードバックは大事です。先日、大坪選手に教えてもらった試乗会用の、ややアンダーセッティングポジションでストラップやジョイントをセッティングしたら、これまでと全く違うボードになりました。
こんなに乗りやすくなるとは・・・
ノーズがリフトする感じが分かりました!!
自分で煮詰めるとやっかいなセッティングですが、本当に心強いです。
生駒選手も加入したRRDは、今後さらに安心して乗っていただけるブランドになりました。
営業 石井
2010年04月17日
2010年04月09日
Classic Tour Funboard 2010
フランスのレースの大会で、RRDライダーのジュリアン選手が優勝したようです。X−FIRE112Lを主に使い、RRDスラロームボードの性能を実証してくれています。映像はこちら。
After a Tuesday marked waiting for wind in Carro, is on the spotof Marignane that everybody meet again on Wednesday for the final day of this round of Classic Tour Funboard 2010.
Unfortunately weather forecasts are confirmed with low wind and finally at 15h the race committee decided to call the end of the event, which ends with 7 slalom for women, 5 slalom for men, a complete Wave elimination in female but unfortunately a wave elimination that will never ends for men...
Julien Quentel climbed onto the top step of the podium with 3 victories in 5 races sailed.
He mostly used the RRD X-Fire LTD V2 112 and sometimes the 102, and he's really happy and impressed for the range and the performances of the 112 that always allows him to reach the best performances in quite any wind and sea conditions!
CONGRATULATION JULIEN!!!
---